相談事例

西宮の方より相続についてご相談

2021年06月05日

Q:司法書士の先生に質問です。認知症の父に代わって相続手続きをすることは可能でしょうか。(西宮)

西宮で暮らしていた祖父が亡くなりました。先日無事葬儀を終え、相続について親族内で話し合いを始めたところです。相続人は祖父の長男である私の父と、その弟の2人です。

父は数年前から認知症を発症しており、自分のことが分からなくなってしまうなど、判断能力に不安があり、相続手続きを自分で行うのは難しいと思われます。そのため、私が代わりに手続きに必要な署名や押印をしたいと思っているのですが、そのようなことは可能でしょうか。

司法書士の先生にアドバイス頂ければと思います。(西宮)

A:相続手続きを行うには、成年後見人を選任してもらう必要があります。

認知症の方に代わって相続手続きを進め、署名や押印をする等の行為は違法となりますので、成年後見制度を利用し、家庭裁判所にて成年後見人を選任してもらいましょう。

成年後見制度とは、認知症、知的障害、精神障害などで意思能力が不十分な方を保護するために定められている制度です。相続手続きは法律行為であり、認知症等により判断能力が不十分とされると行うことは出来ません。そこで、成年後見制度を利用し、家庭裁判所に申し立てをすることで、「成年後見人」と呼ばれる代理人を選任してもらいます。

成年後見人には親族だけでなく、第三者の専門家、または複数の人が選任されることもあります。

なお、未成年者、破産者、家庭裁判所で解任された法定代理人・保佐人・補助人、本人に対して訴訟をした又はしている人・その配偶者・その直系血族、行方不明者は成年後見人はなれません。

成年後見人が選任されると、相続手続きに必要な遺産分割協議に代理で参加し、遺産分割を成立させることになります。また、遺産分割協議が終わった後も成年後見制度の利用は継続されます。

西宮相続遺言相談センターでは、西宮を始め西宮近郊の皆さまから多くの相続に関するご相談をいただいております。今回ご紹介したような相続人が認知症を患っているケースだけでなく、相続について何かお困りの場合には、西宮相続遺言相談センターへお気軽にお問い合わせください。西宮近隣にお住いで相続に関してお困りの皆様のご相談に丁寧に対応させていただきます。

初回のご相談は完全無料となっておりますので、いつでもお気軽に西宮相続遺言相談センターの無料相談へとお立ち寄りください。所員一同、心よりお待ちしております。

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